2017年9月15日
ウェディングドレスとセットで選ぶものといえば「ウェディングベール」。ベールひとつで印象がまるで変わってくるため、ドレスと同じくらい重要なアイテムです。今回はウェディングベールにフォーカスしてそのデザインをたっぷりとご紹介!あなたの理想のベールはどのタイプ?
目次
ベールの種類
ウェディングドレスにさまざまなラインがあるようにベールにもたくさんの種類がありますが、デザインで大きく分けると「フェイスアップベール」と「マリアベール」のふたつ。基本的な違いは顔を覆うことができるかどうか。細かく見てみましょう。
フェイスアップベール
顔を覆うベールがついているベールを「フェイスアップベール」と呼びます。結婚式でベールアップの儀式をしたいならこのタイプを選ぶと良いでしょう。
マリアベール
その名のとおり、聖母マリアをイメージしたベール。頭頂部を支点として、額から頬にかかるようにつけるベールです。清らかで上品な印象を与え、レースなどの美しい装飾が横顔をきれいに彩ります。マリアベールと相性の良いドレスはスレンダーラインやマーメイドラインなどのドレス。ベール自体が華やかなので、ドレスはシンプルにすると◎。Aラインやプリンセスラインのようにボリュームがあるドレスと合わせたい場合は、ドレス自体のデザインがスッキリとシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
マリアベールは基本的に1枚のベールで顔を覆わないようにつけますが、半分に折った状態でフェイスアップベールのようにつける方法もあります。これなら顔を覆うことができるのでベールダウンやベールアップの儀式をしたい場合は、衣裳スタッフに相談してみてください。
ジュリエットベール
頭の後ろ半分を覆う帽子のようなタイプのベールを、ジュリエットベールといいます。
「ロミオとジュリエット」のジュリエットがつけたことでこの名前がつきました。
エレガントな印象のこのベールは、シンプルなデザインのドレスやマーメイドドレスと併せるといいでしょう♪
最近は刺繍などがふんだんにあしらわれたデザインや、ワンポイントで刺繍が入っているデザインもあり、選べる範囲は様々です。
ベールの長さいろいろ
ベールの印象を決めるポイントのひとつが長さ。それぞれの印象は全く違うので、ドレス試着のときに実際につけてみることをオススメします。
ショートベール
頭だけを軽く覆う短さのものから、ひじ程度の長さのものまでをショートベールと呼びます。ショートベールの印象はかわいらしくカジュアルなもの。ガーデンウェディングやレストランウェディングなど、アットホームな結婚式と相性◎。裾をひきずることがなく邪魔にならないので、動きやすく披露宴でもつけていることができます。
ミドルベール
腰から太ももあたりで、地面につかない程度の長さをミドルベールと呼びます。花嫁らしい上品さがあり、デザインも豊富でお気に入りを見つけやすいです。ミドルベールはどんなタイプのドレスとも相性が良いのが特徴ですが、気を付けるのはドレスのデザイン。ベールの裾部分とドレスのリボンやモチーフなどの装飾がかぶってしまうとせっかくのデザインが半減してしまうことも。
正面からだけでなく、サイド、後ろと全方位からきっちりチェックを!
ロングベール
ミドルより長いものはロングベールと呼ばれ、ヨーロッパのロイヤルウェディングでは数メートルの長さのものも!ロングベールはカテドラル丈とも呼ばれ、その名のとおり荘厳な教会式にぴったり。長く美しいベールがバージンロードや階段によく映えます。豪華な印象で、かつ格式の高い式場に似合います。長さの分だけ扱いが難しいため、アテンドスタッフが必ず付きそうことになります。前撮りにつけることもオススメです。
いろいろなデザイン
長さだけでなく、デザインもさまざまです。裾部分がシルクでふち取られたものやレースになっているもの、刺繍やスパンコールが全体的にあしらわれたもの……実際につけると印象は想像以上にかわってきますので、いろいろと試着して比較してみると良いですよ。
ビーディングベール
刺繍にビーズをあしらったベールをビーディングベールといいます。光を反射してきらきらするので、華やかな印象をつけたいときはおすすめ。
金糸ベール

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刺繍に金糸をあしらったベール。ゴージャスな印象にしたい!というかたにはぴったりです。
フラワーベール

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ベールにお花をあしらった刺繍が入っているデザインです。かわいらしい印象でまとめたい方にはおすすめです♪
ベールをつける位置
トップから

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あたまのてっぺんにベールをつけ、耳を覆うほどにボリュームをもたせると顔まわりのベールの分量も多くなりかわいらしい印象になります。ボリュームを出しやすいのでベールの存在感を出したいならオススメの位置。ティアラのすぐ後ろにつけたり、高い位置でまとめたアップヘアをすっぽり覆うようなアレンジがおすすめ。
ゴールデンポイントから
ゴールデンポイントとは、頭頂部よりもやや後方に位置し、高めのポニーテールを作る部分のこと。顔の形や年齢に左右されない位置で定番といえます。トップにつけたときよりややボリュームもおさえられるのですっきりとした印象に。ヘアスタイルや一緒にあわせるヘッドドレスでボリュームの調整をすることができるので、自分に一番合う位置をヘアメイクスタッフと一緒に探すと良いでしょう。
低めに
後頭部の位置から低めにつけると一気に大人っぽい印象に。顔や体の前側にベールがかからないため、ドレスのデコルテデザインを際立たせる効果も。ベールアップで印象が大きく変わる位置でもあるので、式と披露宴でのメリハリをつけたい花嫁にはピッタリ。
ヘッドドレスのようなベール
これまでのベールとはちょっと違った、最近人気のアレンジ方法です。普通につけるのではなく、ヘッドドレスのようにモチーフを形づくってカジュアルにベールを取り入れます。たとえばバルーンベールとして、ベールをふんわりと丸く膨らませれば個性的なスタイルに。またコサージュや生花と組み合わせたり、リボンのように細長くしてみたり、アイデア次第でいろいろな表情が楽しめます。
いかがでしたか?ベールひとつとってもさまざまな花嫁姿を演出することができます。あなたの運命のドレスにピッタリのベールで最高のウェディングを迎えてくださいね。