2019年8月2日
結婚式当日、感謝の気持ちを伝えるために会場スタッフに渡す「心付け」ってご存知ですか?
日常生活ではあまりなじみのないものかもしれませんが、海外旅行に行った際に渡すチップのようなものです。日本では結婚式でお世話になるウェディングプランナーやカメラマンに対して御礼を渡す習慣があるのです。
ただし、最近では会場スタッフが受け取らないことも多いので、どのように渡せばいいのか、いつ渡せばいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、実際に心付けを渡す必要性や、渡すタイミング、金額の相場についてご紹介します!
目次
結婚式の「心付け」って渡すべき?
心付けの意味
心付けとは、感謝の気持ちを表す意味で送る少額の御礼のことです。必ずしも渡さなければならないわけではありませんが、渡しておくのがベターと考える場合は、ふたりの感謝の気持ちを形にする手段として渡します。
実際に渡している人ってどのくらいいるの?
実は、結婚式の心付けは「渡さなかった」が半数以上なのです。日常生活ではあまりなじみのない習慣なので、渡さなかったと答えた人の意見として「そんな習慣があることを知らなかった」ということも。他には、「料金内にサービス料が含まれているから」「会場側から必要ないと言われた」といった声もありました。
一方、渡したと回答した人は「スタッフにお世話になったので感謝の気持ちを伝えたかった」「礼儀だから」という理由からでした。
心付けって誰に渡したらいいの?
心付けを渡す場合、誰に渡したらいいのでしょうか?
「渡した」という人の中で、ウェディングプランナーに渡した人は60%でした。
理由は「一番近い存在だったため」「親切・丁寧に相談に乗ってくれたから」といった声が多くありました。結婚式の準備から当日まで長期間に渡って最もお世話になるプランナーには、思い入れや感謝の気持ちも強くなるようですね。
また、次に多かったのは「ヘアメイクや着付け担当者」で42%です。着付けもヘアメイクもこだわりたいところですから、なにかとワガママを聞いてもらうことが多いですよね。
続いて当日の進行をお願いする「司会者」という方も35%でした。
他には、「キャプテン・会場スタッフ」や「介添人」「カメラマン」などの方々に渡したようです。
プランナーに何を渡したらいいの?
キャッシュの場合
心付けでキャッシュを渡す場合の相場は渡す相手によって若干異なります。
ウェディングプランナーへの相場は5000円~10000円が相場です。渡す人の中には3000円未満や3000円~5000円で用意する人もいるようです。
キャッシュの場合、プランナーには結婚式が始まる前、または終了後に渡しましょう。当日なかなか渡せなかった…という場合は後日でもOKです。
プレゼント
お金を直接渡すのはちょっと気が引ける…という方も意外と多いもの。最近ではプレゼントを用意して渡す方も増えてきているようです。
どんなものを用意するのがいいのか、オススメのグッズをご紹介します。
ハンドクリーム・ネイルグッズ
プランナーは仕事上、打ち合わせや案内の際に手先や指先を見られることが多いので、手元のケアをしっかりしているのです。
ハンドクリームやネイルオイルはこまめに使うので、プレゼントにするととても喜ばれますよ。
バスグッズ
プランナーの仕事って結構体力勝負なのです。重いものを運んだり、当日の進行をスムーズに進めるために会場内を走り回ったり…新郎新婦のために駆け回ってくれます。
そんなプランナーに、入浴剤やバスボム、アロマオイルなどをプレゼントすれば喜ばれること間違いなしですね。
ペン
新郎新婦との打ち合わせの時は、普通のボールペンではなく、いいペンを使うようにしているというプランナーは結構いるのです。
黒だけでも喜ばれますが、色分けができる物でも喜ばれますよ。
お菓子
どんなものを選んだらいいかわからないという方は、無難にお菓子がいいかもしれません。
小分けのものを渡すと、当日のサービスキャプテンや司会者、音響、メイクの方たちにも食べてもらえますね。
感謝の気持ちを込めた手紙も添えると、喜ばれること間違いなしです。
いかがでしたか?
プレゼントを渡す場合、ベストなタイミングは披露宴が終了して式場を後にするときがよいでしょう。
パーティーが終わった後、新郎新婦も二次会の準備をしたりゲストと連絡を取ったりとバタバタしていますし、プランナーも忘れものがないかチェックをしたり精算をしたりと作業が残っているので、どちらもひと段落して落ち着いたタイミングで渡せるといいですね。
もしくは、式場に何か荷物を置いていて後日取りに来るケースの場合は、そのタイミングでもOKです。後日渡す場合は、担当のプランナーがその日にいるのかしっかり確認してから行くようにしましょう!
また、中には心付けを辞退するプランナーもいるかもしれませんが、その時は重ねてお渡しをしましょう。それでも辞退された場合は無理に渡さず、口頭だけでも御礼を伝えてくださいね。
心付けを渡すかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。