2019年8月5日
人生でも重要なイベント、結婚式。一度予約をした後に、やっぱり他の式場がよかったなと思う事ってありますよね。
でもそのときに考えなくてはならないのがキャンセル料のこと。
キャンセル料さえなければ、自由に式場を変えられるのに…と思う方もいるかもしれません。今回は、そんな気になるキャンセル料についてご紹介します。
目次
本当にここでいいの?
様々な媒体を駆使して結婚式場を探し、ようやく決めて一安心。
でも、決めた後に「本当にここでよかったのかな?」「もっといいところがあるのでは」と不安になることもあるかもしれません。
結婚式場を探しているときって、意外と冷静じゃなかったり、焦っていたり、式場のいい部分しか見ていなかったり…なんてことがあるものです。
値段のことや、会場の広さ…欠点がない式場はありませんが、時間がたって冷静になってみると、当初は見えなかった式場の短所が目に付いてしまうかもしれません。
不安になってくると他の会場の方がよかったのではないかと目移りすることもあるでしょう。
では、もしもキャンセルをして他の式場にする…というとき、キャンセル料はどのようにしてかかってくるのでしょうか?
キャンセル料が必要な理由
キャンセル料の相場
式場のキャンセル料は、挙式日が近づくほど高騰します。
この点はブライダルに関わらず他の業界でも同じですね。
キャンセル料(解約金)については、日本ブライダル協会の規定が目安としてそれぞれの式場で定められています。
・挙式日の179日から150日前まで:申込金の全額+実費
・149日から90日前:見積もり金額の20%+実費
・89日から60日前:見積もり金額の30%+実費
・59日から30日前:見積もり金額の40%+実費
・29日から10日前:見積もり金額の45%+外注の解約料+実費
・9日から前日:見積もり金額の45%+外注解約料+納品済実費代金
・挙式披露宴の当日:見積もり金額の100%(サービス料除く)
一番早い段階で解約すると申込金だけとなりますが、大体5万~15万程度はかかります。
変更後の結婚式場費用のことも考えると、時期が近ければ近いほど大きな出費になりますよね。
なぜ、式場のキャンセル料が必要なの?
キャンセル料は、式場の利益を守るために仕方のない部分があります。
契約をした時点で「キャンセル料がかかることを承諾した」ことになるので、契約する前に本当にここでいいのか、今一度慎重になって確認する必要がありますね。
キャンセル料を払わない方法
万が一、式場をキャンセルするとして、キャンセル料を支払わずに済む方法ってあるのでしょうか?
早めに動く
なるべく早くに解約することでキャンセル料を最小限で済ませることができます。後に行けば行くほど高くなりますので、式場を変更する場合は早めに動く、これが鉄則。
打ち合わせの前の段階に変更を申し出れば、払わなくて済む可能性もあります。
ただ、打ち合わせ前でも申込金をキャンセル料として支払う場合もあります。必ずしも「払わずに済む」というわけではありませんので、注意が必要です。
同じ系列の式場に変更する
結婚式場の会社では、いくつかの式場を複数運営しているパターンがあります。
式場が違っても、運営会社が一緒であれば変更してもキャンセル料がかからないことがあるので、変更をする際にはそちらを視野にいれてみるのもいいですね。
同じ系列とはいえ、価格帯や雰囲気が全く違う式場もありますので、いろいろ聞いてみてください。
ただし、必ずしもキャンセル料が発生しないわけではなく、それぞれの式場の規約によるので確認が必要です。
変更先の式場に払ってもらう
中には、キャンセル料を肩代わりしてくれる式場もあります。
こういったことは公には宣伝されていないので、ブライダルフェアに行った時に相談してみるのが良いでしょう。
キャンセル料を支払ってもらえるのなら、安心して結婚式場を変更することができますね。
結婚式は人生の一大イベント。後悔や失敗はしたくないですよね。変更する・しないは自分たちが納得する方を選ぶことが一番です。
また、払わない方法があるとはいえ、契約時にしっかりこの式場でよいのか吟味する必要はあります。
確実にキャンセル料を払わずに済むとは限らないので、決めるときにはキャンセルをしないで済むように最善の選択をとるようにしましょう。
そして、少しでも疑問に思う事があればその場で質問して解消することも大切です。
結婚式への夢が膨らみ、気持ちが盛り上がるものですが慎重に選ぶことが一番。いい式場があっても即決せずに、候補に挙がっている式場の内容をしっかりと比べたうえで選び、後悔のない素敵な結婚式にしてくださいね。