2018年11月5日
結婚式の様式の一つである「人前式」は、神様にではなく、参列してくれたゲストに結婚を誓う結婚式です。そんな人前式で読み上げる誓いの言葉ですが、牧師さんがいないため、実は誓いの言葉も基本的には自分で考えます。せっかくアレンジの利く人前式結婚式。今回は、誓いの言葉の文例をご紹介していきます。
目次
誓いの言葉とは?
神前式では牧師さんを通して神様へ、人前式ではゲスト全員へ誓いの言葉を伝えます。この誓いの言葉とは、これからが夫婦になるという誓い、自分たちの周りの人たちへの感謝の気持ちなどを表すものです。人前式は自由なスタイルなので、あまり堅苦しく考えずにふたりらしい言葉でOK。自分たちが伝えたいことに沿って自由に誓いの言葉を考えるのですが、実はいくつかパターンがあります。
ふたりで読む場合
ふたりで読む誓いの言葉は、周りから見ても温かくほほえましいもの。そこでもお互いに支え合う関係性が見えて素敵かもしれませんね。
基本的な文例
本日、私たちは皆様の前で夫婦となります。私たちは、病めるときも、健やかなるときも、お互いへの愛と尊敬をもって生涯お互いに支えあうことを、本日参列してくださった皆様に誓います。
ゲストへの感謝を前面に出したい場合
私たちは本日、皆様に祝福していただき晴れて夫婦となりました。今日という日を迎えられたのも、いつも私たちを支えてくださった皆様のおかげです。明るく、楽しい家庭を築いていくことを皆様の前で誓います。未熟なふたりですが、これからも温かく見守っていただければ幸いです。
新郎が読む場合
一人で読み上げることで、新郎はとにかくしっかりとした印象を。それを見守ることで新婦は淑やかさを演出することができそうです。
基本的な文例
本日、私たちふたりは、皆様の前で結婚式を挙げます。これから、大黒柱として家庭を支えることはもちろん、お互いがお互いを思いやり、励まし合い、喜びを分かち合い、笑顔いっぱいの明るい家庭を築いていくことを誓います。
新郎新婦で交互に読む場合
お互いに愛を誓いあうというロマンチックな読み方。ラブラブな雰囲気を前面に押し出せそうです。
基本的な文例
【新郎】私、○○は、あなたに対して思いやりを忘れずに、一生涯、大切に守り、愛することを誓います。
【新婦】
私、△△は、頑張るあなたを常に支え、いい妻として、一生愛し続けることを誓います。
ふたりの思いを重点的に伝え合う場合
【ふたり】本日、私たち二人は、皆様に見守られながら夫婦となることを、心から嬉しく幸せに思います。
【新郎】私は、いつも優しく笑っている△△さんを、心から愛しています。実は芯が強く、とても頼りになると思っています。これからも△△さんが、幸せに笑っていられるような明るい家庭を築くことを誓います。
【新婦】
私は、いつも明るくて、笑わせてくれる○○さんが大好きです。落ち込んでいるときも、○○さんといるとすぐに元気になってしまいます。そんな○○さんの支えになれるように、ずっとそばで愛し抜くことを誓います。
【ふたりで】未熟な二人ですが、皆様、これからもどうぞ温かい目で見守って下さい。
いかがでしたか?人前式で交わされる誓いの言葉は、海外の結婚式ではアイルランナーやタペストリーといったウエディングアイテムとして活用されることも。日本語で書くとちょっと照れくさい言葉も、英語だと素直な気持ちが表現できる上に、おしゃれな雰囲気も演出できるのでオススメです。ふたりらしいアレンジを加えて、最高の誓いの言葉にしましょう。