2017年10月30日
結婚に限らず、出産などおめでたい出来事(慶事)で貰ったお祝いへのお返しを「内祝い」と言います。喜びのおすそ分けの意味を持ち、品物や数量も縁起の良いものが選ばれます。今回は結婚内祝いに人気の品物から、お礼状の書き方などのマナー、さらには気になる金額相場まで、結婚内祝いの基本をご紹介します。
目次
結婚内祝い:金額の相場は?いつ贈ればいい?
結婚内祝いの相場
結婚式に招待したゲストへは、引き出物が内祝いに該当します。贈り物が必要になるのは「結婚式に招待しなかった人からお祝いをもらった場合」です。また招待した方でも、頂いたご祝儀に対して引き出物が分不相応であった場合は結婚内祝いを贈りましょう。
結婚内祝いの相場は、頂いた金額の1/3~半額程度です。例えば頂いたお祝い額が30,000円なら、10,000円~15,000円相当の品物を内祝いとしてを贈るとよいでしょう。
頂いたお祝いの金額はインターネットなどを活用して、だいたいの価格を把握できます。
内祝いを贈る時期
結婚祝いを頂いてから1ヶ月以内を目安にしましょう。万が一遅れてしまった場合にも、「遅くなって申し訳ございません。」とお詫びの言葉を添えると失礼がありません。手渡しがベストではありますが、先方の都合もありますので郵送でも問題ないとされています。
結婚内祝いに人気の贈り物
内祝いで人気のあるギフトをご紹介します。内祝いでは特に「消えもの」と呼ばれる食べ物や日用品が定番です。
おしゃれなお菓子
結婚内祝いの中でも選ばれやすいのがお菓子。賞味期限が極端に短いものは避け、ウェディングにピッタリのデザインや、華やかなデザインのお菓子を選ぶと結婚内祝いらしくなりおすすめです。
日持ちのする食品
日持ちのする缶詰や瓶ものなどの食品も喜ばれる品物のひとつ。パッケージがおしゃれなものを選ぶと使う方の気分も華やかになり良いですね。
便利な日用品
日用品ではタオルのように、たくさんあっても困らない消耗品は喜ばれます。「今治タオル」などの日本製で、普段自分ではなかなか買わないリッチなタオルは贈り物に相応しいといえます。
キッチン用品
引き出物や内祝いとしては定番人気ともいえるカップやお皿は、日常のシーンでよく使用するアイテムであることが人気の理由でしょう。迷ったら、誰もが良いものとわかる有名ブランドなら間違いありません。「Wedgwood(ウェッジウッド)」「ノリタケ」「TIFFANY&CO.(ティファニー)」「HERMES(エルメス)」など、ブランドが持つ知名度と安心感は抜群です。
選べるカタログギフト
近年では、内祝いといえばカタログというほど定番となりました。好きな物を自分で選べるという点が最大の利点です。カタログギフトにもさまざまな価格設定があり、内容も旅行やエステなどの体験が選べるなど種類も豊富です。
お礼状のマナー
短いものでも大丈夫なので、お祝いを頂いた感謝の気持ちを添えるようにしましょう。以下の項目を含めるとより丁寧なお礼状となります。
・お礼の言葉
・新生活への抱負
・頂いたものが品物である場合は、新生活で活用している様子
・今後のおつきあいをお願いする言葉
・新郎新婦の名前(旧姓も添えること)
・新居の住所・連絡先
最後に基本的なお礼状の文例をご紹介します。
【文例】
この度は私どもの結婚に際しましてお祝いを賜り、誠にありがとうございました。
なにぶん未熟なふたりではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いていく所存です。
下記住所に新居を構えましたので、お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。
今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
山田 太郎
花子(旧姓 鈴木)
東京都千代田区〇〇-×× △△マンション201
03-1234-56××
気持ちのこもったお祝いに対する「内祝い」も、心を込めてお返ししたいもの。失礼がないよう、マナーを守って相手への感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。