2018年10月22日
仲の良い学生カップルは、「結婚年齢には達しているし、彼氏・彼女のことも大好き!もうこのまま結婚したいな・・。」と、一度は学生結婚について意識したことがある方もいるのではないでしょうか。「でも、実際している人は少ないし、実際にはどんな感じなのかわからない・・。」そんなカップルのために、チェックしておくべき学生結婚のメリット・デメリットをご紹介します。真剣に考えている方、ちょっと気になっているだけという方、ぜひ参考にしてみてください。
目次
学生結婚の3大メリット
人生で一緒にいられる時間が長い
平成26年におけるデータとして、厚生労働省の調査では、日本の女性の平均寿命は、86.83歳。そして男性の平均寿命は、80.50歳と発表されています。仮に20歳で学生結婚をする場合、単純計算で60年もの長い時間を共に過ごせるということに。「将来子どもが生まれたら毎年家族旅行を。年を重ねて子どもが独り立ちしてからは、またふたりきりでゆったり旅行を楽しもう!」なんて、老後の夫婦生活まで見据えた将来を語り合えるのは、とても素敵なことですよね。
出産・育児での体力面での心配が少ない
学生結婚を考えるふたりの年齢は大体「20代前半くらい」が多いと思います。出産や子育てを考えたとき、この若さと体力的な余裕というのは大きなメリットです。出産はもちろん、子どもを育てるのには想像以上にエネルギーを使うもの。また、出産の時期というのは、子どもへの影響もゼロではありません。晩婚化が進んでいると言われている今、高齢出産による染色体異常などのリスクの増加も問題視されていますが、卵子の老化が主要な原因の一つとされています。さらには、30代以降での出産に比べ20代での出産は、帝王切開を強いられるような難産や、流産の可能性がおよそ1/2程度というデータもあります。子どもがたくさん欲しいカップルなら、遺伝子も若く体力のある若いうちに学生結婚をするのは、かなり現実的な選択肢の一つでしょう。さらに大学生カップルに朗報です。学校によっては、自分が通っている大学の付属病院で出産すれば、出産費用が免除されるケースも。少子化の進んでいる昨今、国としての出産を援助してくれています。気になる方は、各大学へ詳細をチェックしてみましょう。
早くから人生設計ができる
社会人になってから結婚をすると、単身赴任で家族と離れたり、転勤で引っ越しをしたりと、生活の大きな変化が避けられない場合もあります。対して学生結婚の場合、先を見越してずっと地元で働ける企業を就職先に選ぶなど、企業に振り回されることなく生活の基盤を固めやすくすることも。また、早くからふたり一緒に生活を始めることで、一人当たりの家賃・光熱費・食費などの節約につながります。やりくり上手で若いうちから夫婦としての貯金を貯めていけば・・・大きな庭つきのマイホーム購入!なんて夢も早々に叶ってしまうかもしれませんね。
学生結婚の3大デメリット
経済的負担が大きい
学校に通いながらバイトして稼いで・・しかし、学生の本分は学業。お金を貯めるのにも限界があります。さらに子供が生まれるとなると、学校に通いながら仕事に育児にと、時間もお金も体力も消耗していきます。普通に学生を続けているふたりだと、本人たちだけでこの問題を解決するのは現実的ではないかもしれません。お互いの実家にも相談して、両家親族みんなで協力体制を築く必要がありそうです。
就職活動に影響?
学生結婚は、就職活動では時に不利になってしまうこともあるようです。男性の場合、どうしても世間では未だ経済的に自立していない状態での結婚と見なされるため、「きちんと将来のことを考えていないのでは?」と判断されてしまうことも。女性の場合は、「すでに家庭がある人だから、転勤はできないだろうな」とか、「すぐ出産して辞めてしまうのでは…」といった理由で、採用を見送られてしまう場合も多くあるようです。とはいえ、昔に比べて働く人の価値観は多様化していますし、理解のある企業も増えてきています。面接時には、誤解の無いよう自分の描いているライフプランを具体的に話すことができると良いでしょう。むしろ「若いのにしっかり自分で判断できる人だな」という高評価につなげたいですね。
友人と疎遠に?
学生結婚をすると、どうしても周囲の友人とは環境が大きく変わります。もしも早い時期に出産し、自分が子育てに追われることになった場合、同じ時期の友達は仕事に旅行に勉強に・・。自分だけ周囲の友人たちの動きとは全く異なったものになります。生活自体が大きく変わるため、時間的にも忙しくなります。友達に会う回数が減ってゆき、場合によってはそのまま疎遠になってしまうことも。そんな時は、ママ同士のお友達を新しく作ってしまうのも一つの手です。若ママ対象のコミュニティが全国にあるようなので、気になる方はぜひ活用してみましょう。また、周囲より先に子育てを始めるということは、子育てが終わるのも先ということ。子どももそれなりに大きくなり手がかからなくなってきたころ、社会人になってから結婚した友達は幼い子どもの世話でバタバタしている時期です。そんなとき、子育ての先輩としてアドバイスや手助けをしてあげれば・・・学生の頃とはまた少し違った、素敵な友人関係に。その後も長く付き合っていけることでしょう。
いかがでしたか?学生結婚は、結婚してからしばらくの間は苦労する場面が多そうなのは確かです。ただ、人生長い目で見ると素敵なメリットだらけでもありますね。家族にも相談しながら、ふたりにとって最良の選択ができますように。