2017年9月20日
友人代表としてスピーチを頼まれた!大切な友人のために、一生の思い出に残るスピーチを送りたいですよね。今回は友人代表のスピーチについて、例文を元にマナーとコツを交えながらしっかりと解説していきます。
友人代表のスピーチ基本マナー
友人代表として、親しいからこそ紹介できる新郎・新婦のエピソードを盛り込みましょう。ただエピソードの数が多ければ良いというものではなく、人柄が伝わるような、とっておきのエピソードを2つまでと考えて簡潔にまとめられるとベスト。
近年の結婚披露宴ではサプライズ演出として、その場で指名してスピーチの依頼をされることも!急な依頼で驚くかもしれませんが、慌てる姿も演出のひとつです。ふたりへのお祝いの気持ちの伝え方をおさえておけば、突然の指名でもきっと上手くいくはず。その場で思いついたエピソードで話をまとめてみるようにしましょう。
スピーチ例文を元に見る友人代表スピーチのコツ
「〇〇くん、△△さん、ご結婚まことにおめでとうございます。またご両家のみなさまにおかれましても、心より御祝いを申し上げます。
私は〇〇くんの会社の同期で、田中と申します。彼とは入社後初めての部署で、新入社員として4年間机を並べておりました。部署が変わった今でも困ったことがあるとまず最初に相談に乗ってもらうほど信頼している大切な友人です。」
- お祝いの言葉(祝辞)・自己紹介
まず最初にふたりと両家に宛てて祝辞を述べて始めましょう。その後、自分の名前と新郎新婦との関係を交えて自己紹介を続けます。
「もともと寡黙な男であることもあり、皆様のなかには、人付き合いが苦手なのではないのかと危惧される方もいらっしゃるかもしれません。ですが、そのようなことは全くありません。
私たちの新人時代には、上司からよくこのように言われたものでした。
『常にパソコンに向かって仕事をしているからといって、相手がいないと思うな。我々が作っているシステムは、まさに人間同士をつなげるもので、大切なコミュニケーション手段となるツールだからだ。つまりどの作業においても、いつだって向こう側にいる人間のことを考え、わかりやすいもの、必要とされているものを想像しながら作業することが必要なんだ』と。
私たち二人にとって、この言葉は今でも仕事の教訓となっている大事なものです。そしてこの言葉は結婚にもあてはまるのではないでしょうか。相手の立場を思いやることが出来る彼と△△さんなら、二人の関係も揺らぐようなことはないと確信しています。」
- 新郎新婦の仕事ぶり・人物紹介
新郎や新婦と同じ目線にいた友人だからこそ紹介できるエピソードがベスト。一見マイナスポイントと思われる面も上手にプラスに転じていけるのも友人ならではと言えます。
「そのためにも、△△さんにひとつお願いをしておかなければいけません。私と〇〇くんがこれからも繋がっていけるように、時々で構いません、夜遅くまで酒を飲みながら話をすることを許してください。酒を酌み交わしながらいろいろな話をし、これからも変わらず成長しあえる関係でいたいと思っています。」
- 結婚生活でのお願い
新郎や新婦とは結婚式で初めて会ったということは珍しくありません。当たり障りのない言葉で、相手にもひとこと言葉をかけられるようにしましょう。
「身勝手なお願いをしましたところで、そろそろ私の祝辞を結ばせていただこうと思います。〇〇くん、△△さん、本当におめでとう。どうぞこれから幸せな家庭を築いてください。」
- 結びの言葉
改めてお祝いの言葉を述べて、スピーチを結びます。
その他スピーチのコツ
- 長さの目安は1,000~2,000字程度(原稿用紙で5~3枚ほど)
- 時間にして2分~3分
- 盛り込むエピソードは2つを上限に
- 結婚披露宴のゲストの面々や会場の雰囲気をふまえたエピソードを選ぶ(二次会とは異なることを心がけて)
- 実際に読んだときにリズムを取りやすいよう、スピーチ原稿には適度に句読点を入れる
いかがでしたか。実際に読む場面を想定して、相手に伝わるようにコツをおさえたスピーチを作成しましょう。相手の心に響くスピーチで主役のふたりにさらなる幸せを贈ってみては。