2017年7月18日
最近の結婚式でようやく目にすることも多くなってきたブライズメイドやアッシャー。ブライズメイドならまだしも、アッシャーって何……?そんな人もまだ沢山いるのでは。もともとは結婚式の立会人や新郎新婦のヘルプとしての役割が主となるブライズメイドとアッシャー、日本ではどのように取り入れられているのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
目次
ブライズメイドとは
ブライズメイドとは英語でbride’s maid。花嫁の付添人・立会人として花嫁のそばに並ぶ女性たちのこと。一般的に花嫁の親しい友人や姉妹、親族などで未婚の女性が務めます。彼女たちはおそろいのドレスを身にまとい、花嫁に華を添えます。挙式では花嫁に先立って入場し、花嫁の移動をヘルプします。
ブライズメイドの起源
その起源は中世ヨーロッパまでさかのぼります。悪魔から花嫁を守るために、花嫁と同じように着飾った女性たちが同じ衣裳で付き添うことで悪魔の目を惑わせる風習が起源とされています。
ブライズメイドの本来の役割
欧州では一般的に2~5名ほどから成るブライズメイド。人数が多いほど挙式のステイタスも上がります。またブライズメイドの中でのリーダーがメイド・オブ・オナー。花嫁に一番親しい間柄で、さまざまな決め事などを取り仕切る中心的人物となります。(既婚者である場合はマトロン・オブ・オナーと呼ばれます)結婚前のお祝いであるブライダルシャワーの企画に始まり挙式時のドレスの裾をなおしたり、花嫁のブーケやグローブを預かったりする大切な役目です。
日本におけるブライズメイド
本来のブライズメイドにはさまざまな役割があり、必ずしも衣裳をおそろいにしたゲストというだけではありません。ただ日本においては花嫁の友人ゲストらが衣裳をあわせるという演出的な意味でブライズメイドが定着してきています。
アッシャーとは
アッシャーは簡単に言うとブライズメイドの男性版。花嫁と同様、花婿をサポートする男性たちのことです。日本ではアッシャーという呼び名が定着していますが、実は正式にはグルームズマンと呼ばれ、英語でgroom’s manが正式名称です。アッシャーは花婿の世話役として挙式をサポートします。花婿の友人や兄弟、こちらも未婚の男性が務めるのが一般的。
アッシャーの本来の役割
アッシャーの人数はブライズメイドと人数を合わせるようにします。アッシャーの中でのリーダーはベストマンと呼ばれ、花婿と一番親しくさまざまな中心的な役割を担います。独身最後の夜を楽しむバチェラーパーティ(bachelor party)の企画や結婚式準備の手伝いもリーダーとして立ち回ります。またアッシャーの役割は幅広く、挙式のバージンロードを敷いたり、ブライズメイドのエスコート、進行サポートからゲストの案内、さらには二次会の司会など、いわゆる幹事的な仕事も。
ブライズメイドやアッシャーになったら?気を付けたいポイント
ブライズメイドとアッシャーは挙式の立会人として進行に関わってきます。アメリカやヨーロッパで一般的とされる本来の流れを知っておきましょう。
- アッシャーがバージンロードを敷く
- 司式者、花婿、アッシャーが立ち位置につき、挙式開始
- ブライズメイドが入場し、アッシャーの反対側に並ぶ
- 花嫁が入場
- 花婿と花嫁が退場したら、ブライズメイドとアッシャーでカップルとなり退場する
ブライズメイドもアッシャーも、衣裳はそれぞれ同じもので揃えます。ブライズメイドは全員同じドレス、または同系統のカラーで合わせたドレスでお揃いのブーケを持ちます。アッシャーはタキシードやモーニングが正式な衣裳。ブライズメイドとお揃いのブートニアをつけます。
いかがでしたか?日本ではまだまだ目にすることも多くはないですが、ひとつの演出としても活躍しそうですね。本来の役割を知って演出に組み込めば、結婚式に素敵な華を添えてくれること間違いなし!あなたも一味違ったウェディングにしてみては?