2018年2月27日
挙式においては、特に新郎新婦は注目の的です。ふたりが夫婦になることを認めてもらう大切なシーン。是非とも優雅で上品に決めたいですよね。それと同時に新郎新婦は主役であるとともに、ゲストを「おもてなし」する大切な役目も担っています。ポイントはいくつかあるので、素敵な立ち振る舞いを心がけましょう。
披露宴でのマナーは「披露宴編」を参照してください。
挙式での各場面
新婦入場
ドレス着用の際は「まっすぐ前を見る」が基本です。背筋を伸ばし、目線は下げつつ7~8メートル先を見ましょう。
入場するときにはゆっくり一礼しますが、ドレスは胸元が見える場合があるので、背筋は伸ばしたままですが、深々とおじきしすぎないことがポイントです。角度は15度を目安にしてください。父親と腕を組んで歩くことが多いですが、歩き始めの足はどちらにするかなど歩き方を打ち合わせして練習しておくと良いでしょう。
直立時
新婦の立ち方
足元が見えないロングドレスの場合は、ヒールということもあるので安定することを第一に、少し足を開くようにして、ぐらつかないように立ちましょう。
ドレスによって足が見える丈のものがありますが、その場合は膝を交差させ「モデルのように」立つことを心がけましょう。膝が揃っていないとだらしない印象になってしまいます。
ふたりでの立ち方
ゲストから見て新郎が左、新婦が右に、ふたりで「八の字」になるように立ちます。新郎の肩の少し後ろに新婦の肩を入れるようにしてください。自然と寄り添うような形になります。
視線は遠くで新郎新婦の目線が交差するような位置を見て、姿勢はとにかく真っ直ぐを意識。新婦は新郎側の足を少し後ろに引いて揃えるとドレスのラインも美しくなります。
ブーケはひじを開いて外側の腰あたりに持てば、プロポーションを良く見せることができます。
歩行時
背筋を伸ばしてゆっくりと歩くことがポイントです。新婦はドレスのこともあり自然と歩くスピードは落ちますが新郎は早く歩いてしまいがちです。歩幅をいつもより狭めるようにして新婦に合わせるように心がけましょう。
新婦はドレスの裾を少し蹴る感じで歩くと丁度よいです。
ベールアップ時
ベールアップはゲストが最も注目するところでもあり、是非ともしっかり決めたいところです。
新婦は背筋を伸ばしたままゆっくり膝を曲げて中腰の姿勢になります。
新郎はベールを肩幅くらいでもち、ゆっくり上げてなめらかに後ろにおろしましょう。
誓いのキス
キリスト教式では誓いのキスには「くちびるに約束を封じ込める」という意味があります。額や頬へのキスはそれぞれの意味があるので気を付けましょう。
照れくさいかもしれないですが、堂々としていましょう。
美しく決めることができると、挙式そのものが格調の高い雰囲気になるものです。照れくさくても、堂々としていることによって普段とは違うかっこよく美しい姿をゲストに見せてあげてください。緊張しても笑顔は忘れずにしっかりとゲストを「おもてなし」しましょう。