2018年10月11日
ドレスコードの一つである「平服」ですが、どのような服装のことを言うのかご存知でしょうか?一般的には「略礼装」が、いわゆる「平服」と言われるものに当たります。結婚式の二次会で「平服でお越しください」と案内があった場合は、「正礼装や準礼装のような礼装でなくていいですよ」という意味です。ただし、礼装でなくていいからといって、普段着ているようなTシャツにデニムといった格好はご法度。あくまで「カジュアルだけどお祝いの場でも恥ずかしくない服装」を指します。では、「平服で」と言われた場合、具体的にどんな服装をすれば良いのかご存知でしょうか?今回は二次会での平服マナーをチェックしていきましょう。
目次
女性ゲストの平服
女性の場合は、「ワンピース」か「スーツ」が基本です。スーツの場合は、スカートスーツでもパンツスーツでもどちらでもOKとされています。お祝いの席なので、アクセサリーなども追加して、華やかで清潔感のある服装を目指しましょう。
要チェック!女性の平服マナー
足元は、ベージュのストッキングにヒールのあるパンプスを合わせます。黒色のストッキングやタイツ、素足は避けましょう。また、オープントゥやミュール、サンダル、ブーツはフォーマルな場ではマナー違反。バッグはフォーマル向けの小さめのパーティーバッグが基本です。平服とはいえ下ろしっぱなしなヘアスタイルはふさわしくありません。アップスタイルにして、きちんと感と華やかさを出しましょう。ヘアアクセサリーは、新婦とかぶるような生花や大きな花のコサージュ、ティアラなどは避けるように。
男性ゲストの平服
男性の場合は「スーツ」が一般的。ブラックかグレーやネイビーといった、ダークカラーが基本です。キレイにアイロンをかけて、しわのないようにしておきましょう。当日は埃や毛玉にも注意。
要チェック!男性の平服マナー
シャツは白色が基本ですが、淡いブルーやピンクなどでもOK。より華やかさを演出できます。ネクタイは、シルバーが一般的ですが、淡いブルーやピンクなど清潔感のあるキレイな色のものをチョイスしても。シャツの色との兼ね合いが大事です。また、ポケットチーフを足したり、カフスボタンをつけたり、ドレスシャツをチョイスすることでパーティー感がUP。足元は、黒色の革靴を合わせます。
要注意!絶対避けるべきNG服
最後に男女共通で、気をつけたい結婚式二次会の平服NGマナーを見ていきましょう。
新郎新婦より目立つ服装
結婚式二次会では華やかな服装をするのがマナーのひとつですが、主役の新郎新婦より目立ってしまうような服装はナンセンス。平服でOKの場であっても、自由に何を着てもいいというわけではありません。周りのゲストがギョッとしてしまうような、過度な肌の露出や奇抜な服装は控えましょう。
白色の服
新婦のウェディングドレスが白であるように、白色は当日の主役、新婦の色とされています。新婦とかぶらないように、白色の服は避けましょう。また、カメラのフラッシュでほぼ白に写ってしまうような淡いクリーム系の衣裳も避けた方が無難です。新郎も白やシルバーなどのスーツを着ることが多いので、男性のスーツも上下真っ白は絶対に避けましょう。
全身が真っ黒な衣裳
全身真っ黒な服装は喪服をイメージされてしまいマナー違反です。女性の場合、もし黒色のドレスやワンピースを着るなら、上に羽織るボレロやジャケット、ストールやバッグなどの小物は黒以外の華やかな色のものにすればOKです。男性の場合は、黒色のシャツやネクタイは避けるようにしましょう。
毛皮やファー、アニマル柄の服など
毛皮やワニ革・ヘビ革といった素材はNG。これは、動物の殺生をイメージさせ縁起が悪いとされているからです。さらにリアルファー・フェイクファー問わず、動物の毛を使っていると見えるためファー類もマナー違反です。また、アニマル柄もカジュアルすぎてフォーマルな場にはふさわしくありません。毛皮やアニマル柄は、衣裳だけではなく小物アイテムや羽織ものに使われていることが多いので、注意するようにしましょう。
いかがでしたか?平服とはいえ、「その場の雰囲気に合った格好をする」のもマナーの1つです。ウェブ上で事前に会場の外観や雰囲気などをチェックできる場合も多いので、ピッタリな服装を考えるためにチェックしておくのも手です。自由度が高いだけに、実は正装よりもマナーが問われる平服。しっかりポイントを押さえて素敵なお祝いの場にしたいですね。