2017年1月16日
前回は人気の装花を紹介しましたが、今回は会場装飾全体を考えた装花選びのコツをご紹介します。
好きな花を入れればOK?違います!考えるべきはテーマだった
パーティ会場の決め手となる装花選びは、花嫁さまの多くが初めて経験することです。ホームパーティとは違って、大きく広々とした空間を美しく魅せるのは実はとても難しいこと。どんなところに、どのような雰囲気の花を、どのくらいのボリュームで配置すればいいのか・・・細かく花の種類を指定できるほど会場装飾について精通している花嫁さんはそうはいません。だからこそ頼るのはプロ。お花の専門家であるフローリストに頼むのが一番安心ですね。
「それならフローリストさんに自分の好きな花を使ってもらえばいいんだ!」・・・そう思いがちですが、実は大切なのは「好きな花」ではないのです。好きな花の種類だけで装飾をしても、結婚式の時期や保存の状態、色の組み合わせなどの条件が絡み合い全体のバランスが崩れてしまうことになります。ではフローリストさんとの打ち合わせで伝えるべきこととは?それは「結婚式のテーマ」。「結婚式のテーマ」を伝えることによって、前述の条件に加え、会場とのバランスやテーブルコーディネート、ひいては予算を踏まえた提案をフローリストのほうで行ってくれるのです。
結婚式のテーマさえあれば、会場装飾は「お花」だけにとどまらず、キャンドルや小物など、花を活かしたプラスαの演出も可能に。フローリストからの提案をもとに、新郎新婦のふたりの希望を足し引きしていけばいいのです。イチから自分たちで考えるより簡単に、理想の会場装飾にたどり着くことが出来るといえるでしょう。
結婚式のテーマを決めよう
では「結婚式のテーマ」とはどのようにして決めたらよいのでしょうか。実はこの「結婚式のテーマ」は会場装飾だけにとどまらず、ドレスや小物、ウェルカムスペースやBGMまで、結婚式に関するすべての事柄での決断を助けてくれます。基本的に「結婚式のテーマ」に沿って内容を決めたら、そこから細かく好みをアレンジしていけばよいのです。逆に言えば、結婚式のテーマをしっかりと考えておくことが結婚式全体のバランスの決め手になるのです。じっくりとテーマについてイメージしておくことはとても大切です。
<テーマの一例>
■季節で考える/冬
冬から連想される「ホワイト」を中心にコーディネート。全体に雪の彩りをイメージしたホワイトをベースに雪の結晶モチーフや、白い枝、松ぼっくりなどの小物をプラスしても。
■ロケーションで考える/海
南国風のイメージから、モンステラなどの観葉植物を用いて、開放的でゆったりとした雰囲気にする。
■カラーで考える/赤
赤といえばバラ、同じ赤でも濃淡の違いを活かして数種類のバラをミックスするのもおすすめ。大人のレッドを中心に、会場全体にスパイスを加えて。
いかがでしたか?初めての装花選び、プロの手を借りながら、それでいて自分たちらしい理想の会場を作り上げていってくださいね。わからないことがあれば出来るだけお答えしますので、メールしてみてください。