2017年2月24日
花嫁の一生の幸せを願って結婚式で用いられるおまじない、サムシングフォー。ヨーロッパ発祥のものですが、その素敵な内容を知ったらきっとあなたも取り入れたくなるはず!今回はそんな幸せのおまじない「サムシングフォー」をご紹介します。
目次
サムシングフォーってなに?
「サムシングフォー」とはアルファベットで「Something four」つまり「ある4つのこと」という意味。その4つのこととは「Something Blue」「Something Old」「Something New」「Something Borrow」を指し、それぞれを結婚式の当日に身につけることで花嫁の人生に幸せが訪れるとされています。もとはマザーグースの歌が由来となっていて、ヨーロッパでは古くから信じられている幸せのおまじないです。ひとつずつ見ていきましょう。
Something Blue
サムシングブルーは「何か青いもの」。青は純潔の象徴。日本人には「青」と「純潔」はあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米では青は聖母マリアの色とされており、花嫁の清らかさを象徴する色なのです。純白の衣裳が基本なので、この青は目立たないように指輪の一部に取り入れたり、花束に一つ青い花を入れるなどで用いられます。最近ではブライダルネイルにサムシングブルーの意味を込めて青を用いる人も。
Something Old
サムシングオールドは「何か古いもの」。これは昔から受け継がれてきた幸せや富を象徴するものです。代表的なものでは、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーを母親や祖母から受け継ぐというもの。
Something New
サムシングニューは「何か新しいもの」。これからの新生活の幸せを象徴するものです。当日初めて身につけるものなので、ウェディングベールやティアラ、グローブ、またはハンカチやメイク用品など、花嫁らしいアイテムをサムシングニューとして使うことができます。
Something Borrow
サムシングボロウは「何か借りてきたもの」。隣人愛の象徴とされ、既に幸せな結婚生活を送っている人からの幸せのおすそ分けという意味合いがあります。結婚式で身につけるものなので、先輩花嫁さんからベールや手袋、ハンカチなどを借りたりするのも良いでしょう。
サムシングフォーから生まれたアイテムや演出
サムシングブルー
ブーケのお花に青いものを混ぜる、ドラジェを青いものにする、テーブルコーディネートに青を取り入れる。サムシングブルーは色なので、アイデア次第で幅広く取り入れることができそうですね。ただ本来は人目につかない方がいいとされていますので、下着に青いリボンをつけたり、ブルーのアンクレットを身につけたり、伝統的な方法を利用するのも良いでしょう。
サムシングオールド
前述したように、アクセサリーを母や祖母から譲り受けたジュエリーにするのが定番です。そのほかだと、クラシックカーでの登場や、ウェルカムスペースなどに小さいころの写真を飾ったりするのも◎
サムシングニュー
例えば結婚証明書にサインするペンを新品のものにし、それをサムシングニューとするのも素敵です。あなたが結婚式に参加する場合、花嫁に新しいハンカチをプレゼントしたら喜ばれそう。
サムシングボロウ
近しい方で素敵な夫婦がいれば、その方から何かお借りするのはいかがでしょうか。アクセサリーやジュエリーなど高価な品になるとトラブルの可能性もゼロではないため、気軽に貸し借りのできるものがベター。ハンカチやリングピローなどはオススメです。
日本にはない習慣ですが、花嫁の幸せを願った素敵なおまじないは特別な1日にピッタリのアクセントになること間違いなし!あなたもサムシングフォーで幸せな花嫁になってみては。わからないことがあればできるだけお答えいたしますので、メールしてみて下さい。