ホーム > 記事 > アクセサリー・小物 > ベールダウンで家族の絆を演出!

ベールダウンで家族の絆を演出!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年6月20日

どのような雰囲気の結婚式にしようか、当日はどのような演出で魅せていくか・・。結婚式は新郎新婦がウエディングプランナーと一緒になって考え、細部までこだわり作り上げていくものです。最近ではブーケプルズなど、ゲスト参加型のセレモニーも人気ですよね。一方で、“ベールダウン” という新婦の親族参加のセレモニーをご存知でしょうか?最近結婚式に参列した方の中には、新婦の母親がベールをおろす場面をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。“ベールダウン” とは、新婦がバージンロードを歩き新郎の元へ向かう前に、お母様にベールをおろしてもらう、という演出になります。日頃の感謝の気持ちを伝え、新しいパートナーの元へと送り出してもらう感動的なセレモニーで、ゲスト側としてもシャッターチャンス。今回は、そんなベールダウンについて触れていきたいと思います。ぜひご参考にしてくださいね。

ベールダウンとは?

挙式内において主要なセレモニーの一つとして、“ベールアップ(veil up)” というものがあります。このセレモニーは誓いのキスのために新郎が新婦のフェイスベールをあげる(up)ことを指します。ドラマや映画でも描かれることが多いほど有名なセレモニーなので、一度はご覧になった方も多いのではないでしょうか。一方で“ベールダウン(veil down)” とは、挙式前にフェイスベールをおろす(down)演出です。ベールは頭のてっぺんにピンで固定してあり、ティアラ等の装飾はあるものの上げ下げ出来るようにセットすることがほとんどです。このフェイスベールをおろす動作には、実は古くからの大切な意味合いが込められています。

ウェディングベールの役割とは

ウェディングベールの意味合いは諸説があります。歴史は古く、古代ローマの時代には魔除けのためのアイテムとしてすでに頭を覆う布が存在していました。現代でこそドレスもベールの純白のイメージが広がっていますが、当時の結婚式では色のついたベールが主流だったようです。黄色は神様への忠誠を表す意、赤は悪魔から身を守る意など、色によって宗教上の意味合いに違いがありました。ちなみに白く薄い布を頭からまとうスタイルは、キリスト教プロテスタントの習慣が広まったことで普及したと言われています。ただキリスト教においてもベールは清浄の象徴であり、目的は同じく新婦を清め悪魔から守るというものでした。今では新婦の華やかさを演出する、装飾品としての意味合いが強いように考えられているウェディングベール。元々は新郎のもとに無事たどり着くまで守ってくれる、古くからの大事なアイテムだったのです。

ウェディングベールをおろすのは誰が良いのか

実際の挙式では、フェイスベールをおろしすでに守られた姿で入場する場合もありますが、ゲストの目の前でベールダウンセレモニーを披露するパターンも。では、そのフェイスベールをおろすのは誰が良いのでしょうか。これは一般的には新婦のお母様に行っていただくことが多いです。ベールとは、元々は魔除けの役割を担います。自らおなかを痛め、生まれた時からずっと見守ってくれていたお母様がフェイスベールをおろしてあげることで、新婦を清め、またこれからの安全と幸せを願うことに繋がるのです。また、魔除けの意味合いの他にも“母親が手伝う最後の身支度” という点でも適任かもしれません。多くのお母様は、幸せになりなさいという気持ちを込めて新婦のお支度を完成させます。もちろん、お父様やご兄弟様、親しいご友人様など、お母様以外の新婦に近しい方が行うケースもあります。必ず母親でなければいけない!というルールではないので、安心してください。

シチュエーション

ベールダウンを行う際のポイント

もっとも大事なポイントとしては、お母様にベールダウンのお願いと、その意味を事前にお伝えしておくことです!当日までベールダウンのお願いをしていなかったり、お母様が意味も理解しないままに行ったりしてしまうと、せっかくの機会なのに「なにすればいいの?これをおろせばいいの?」なんて可能性も・・。家族の絆を魅せる感動的な見せ場の一つです。必ず事前に意味をお伝えしてあげましょう。実際、結婚式の後で意味を知って、きちんと理解していればもっと厳かにおろしたかったのに!というお母様も多いそう。

綺麗にかがむには

ベールダウンでは新婦は前かがみになります。ただし、この時猫背にならないよう注意しましょう。綺麗に腰を落とすのはなかなか難しいものですが、基本的にはお母様がそのままの姿勢でおろせる位置になるよう新婦がかがみます。お母さまが丁寧におろしてくれている間は、上手に、かつ楽なかがみ方ができるように練習しておきたいですね。

そのためのポイントは、

①足は、背の高い方は前後に。小柄な方は肩幅に開いてバランスをとる。スカートの中は見えないので安心です。楽に腰を落とせる足の形でOKです。

②体をくの字に曲げるイメージで、腰を下ろし背筋をまっすぐ。猫背にならないように。

③頭と首は下げないよう注意!視線だけななめ前の床を見つめるイメージです。

④手はおしとやかにおへそ部分で重ねる。

プランナー・カメラマンへの確認

会場やプランによってベールダウンの流れには違いが出てきます。写真にも残るので、ベールダウンのシーンについては事前にしっかりと確認しておきましょう。通路や角度など、ベストなタイミングはその会場によっても変わるので、会場の事前下見の際に合わせてチェックしておきたいですね。プランナーは会場の使い方を熟知しています。自分の希望は伝えつつも、流れやタイミングはプランナーに相談してみましょう。また、カメラマンは当日融通が利く場合が多いので、希望の角度があれば相談してみるのも手です。

 

生まれた瞬間から一番近くでずっと愛娘の幸せを祈ってくれていたお母さま。これまで以上にたくさん幸せになるのよという気持ちを込めて、ゆっくりベールをおろします。ベールダウンセレモニーでは、家族の絆が深まることはまず間違いないでしょう。ぜひ取り入れてみてくださいね。

*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*
【運営】
ブライダルサロン愛
BRANCHE
studio ACQUANGE
【TEL】
011-804-3350

お問合せフォームはこちら
アクセスはこちら

*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*—–*
運営会社情報

BRIDAL SALON AI グループ

おすすめの記事
人気の記事

ページの先頭へ戻る